泉質と適応症
- 湯の花定山渓殿の温泉泉質は?
- ナトリウム塩化物泉です。
(自家源泉があります。) - ナトリウム塩化物泉ってどんな温泉?
- 食塩の形で温泉水中に存在することが多いです。 食塩系の塩化物泉は体が温まりやすく、湯冷めしにくいという特徴をもちます。旧泉質名は食塩泉と呼ばれ 新泉質名ではナトリウム塩化物泉と呼ばれます。
入浴後塩分が皮膚表面の蛋白や脂肪と結びつき皮膚を皮膜状に覆うため保温効果が高く(あたたまりの湯)などと呼ばれています。
さらに、塩分には殺菌の効果があるため、湯気を吸い込むことで気道を浄化する作用があります。(呼吸疾患の治療として利用されています。)
静岡県熱海温泉・石川県片山津温泉など多くの温泉地があります。 - どのような適応症があるの?
- (1)泉質別適応症
きりきず、末梢循環器障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症
(2)療養泉の一般的適応症
筋肉若しくは関節の慢性的なこわばり(関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、神経症、五十肩、打撲、捻挫などの慢性期)、運動麻痺における筋肉のこわばり、胃腸機能の低下(胃がもたれる、腸にガスがたまるなど)、 軽症高血圧、耐糖能異常(糖尿病)、軽い高コレステロール血症、軽い喘息又は肺気腫、自律神経不安定症、痔の痛み、ストレスによる諸症状(睡眠障害、うつ状態など)、病後回復期、疲労回復、健康増進
温泉分析書別表
定山渓天然温泉「湯の花」は、地下より湧き出る大地の恵みをより多くの皆様にご愛用いただきたいと考えております。中性の良質な温泉は、身体にやさしいやわらかなお湯で健康増進にも効果がございます。

源泉名 | 定山渓温泉(湯の花) |
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源泉所在地 | 北海道札幌市南区定山渓温泉東4丁目328番地先 |
温泉分析申請者 | 小樽市手宮1丁目5番20号 株式会社 アースキュア |
泉質 | ナトリウム一塩化物泉(低張性中性高温泉)(旧泉質名:食塩泉) |
療養泉分類の泉質に基づく禁忌症、適応症等は次のとおりである。
禁忌症 | 急性疾患(特に熱のある場合)、活動性の結核、悪性腫瘍、重い心臓病、呼吸不全、腎不全、出血性疾患、高度の貧血、その他一般に病勢進行中の疾患。 |
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適応症 | (1)泉質別適応症 きりきず、末梢循環器障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症 (2)療養泉の一般的適応症 筋肉若しくは関節の慢性的なこわばり(関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、神経症、五十肩、打撲、捻挫などの慢性期)、運動麻痺における筋肉のこわばり、胃腸機能の低下(胃がもたれる、腸にガスがたまるなど)、 軽症高血圧、耐糖能異常(糖尿病)、軽い高コレステロール血症、軽い喘息又は肺気腫、自律神経不安定症、痔の痛み、ストレスによる諸症状(睡眠障害、うつ状態など)、病後回復期、疲労回復、健康増進 |
浴用の一般的注意事項
1.入浴の方法及び注意
- 熱い温泉に急に入ると、めまい等を起こすことがあるので十分注意をすること。
- 入浴時間は入浴温度により異なるが、初めは3分ないし10分くらいとし、なれるにしたがって延長してもよい。
- 入浴中は運動浴の場合は別として、一般には安静を守ること。
- 入浴後は湯冷めに注意して一定時間の安静を守ること。
- 高度の動脈硬化症、高血圧症及び心臓病の患者は原則として、高温浴(42℃以上)を禁忌とする。
- 入浴後は身体に付着した温泉成分を水で洗い流さないのがよい。ただし、「湯ただれ」を起こし易い人は逆に浴後真水で身体を洗うか、温泉成分をふき取るのがよい。
- 食事の直前、直後の入浴は避けることが望ましい。
- 飲酒しての入浴は特に注意すること。
- その他
◎温泉療法に際しては、医師の指導を受けることが望ましい。